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2019全日本モトクロス選手権シリーズ第2戦 関東大会
埼玉トヨペットCUP

雨の第1戦から早くも一ヶ月が経ち、九州から関東へと会場を移し行われた第2戦。 埼玉県のオフロードビレッジで開催された今大会は、唯一首都圏での開催とあって土日の期間中9千人を超える来場者で賑わった。
クラウドファンディングによって設置された観客席が、大会開催前から話題となり、当日は来場者を楽しませる仕掛けなども施され大いに賑わい、モータースポーツを取り巻く環境を変えていこうとする参戦チーム代表の東福寺 保雄氏の想いと努力によってまた一歩前進を見せ、 こういった努力やPRが続くことで、全日本モトクロスの環境が少しづつ変わっていくだろうという期待も高まった大会となった。


Kawasaki Team GREEN #4 小方 誠選手が復活の優勝!!

小方 誠選手

 

IA-1 クラス

昨シーズン、怪我によって最終戦を欠場した Kawasaki Team Green #4 小方 誠選手、開幕戦では復調の兆しは見られなかったが、今大会に来て小方選手らしい走りが復活し、ヒート1を見事優勝で飾り、今シーズンのタイトル獲得への狼煙を上げて見せた。


続くヒート2では、Team HRC #114 成田 亮選手が好スタートを見せると、好調の小方選手と Team HRC #400 山本 鯨選手を含む激しいバトルが見られ、ファイナルラップに突入すると狙い澄ましたかのようにトップに立った山本選手をすかさず追う成田選手との激しいバトルとなった。
タイトで抜きどころの少ないこのコースでは、仕掛ける場所もわずかで、そのタイミングも難しく、互いにチームメイトでありながらも勝つことへのこだわりは互いに譲れないものがあるであろうこの2人のバトルはシビレるものがあった。

成田 亮選手
山本 鯨選手

 

 

コーナー毎に固唾を飲んで見守る観客の中、第6ターンで勝負に出た成田選手と山本選手が接触した瞬間は、観客席からも大きなどよめきが上がった。
この接触で山本選手は転倒してしまい、素早く再スタートしたものの惜しくも4位でフィニッシュとなった。

成田選手はこのままトップを走りきり、今シーズンの1優勝目を挙げた。

ヒート1で優勝を挙げた小方選手は2位でチェッカーを受け、今大会総合優勝を果たした。

ヒート1で2位、そしてヒート2で3位となった bLU cRU レーシングチーム鷹 #166 星野 優位選手が総合2位を獲得し、ヒート1で5位、ヒート2で優勝の成田選手が総合3位となった。


レースの詳細は MFJ ONLINE でご確認ください!!

 

 

 

星野 優位選手

 

 

 


グリーンクラブ&パーク神戸RT #386 横山 遥希選手が開幕3勝目をマーク!!

横山 遥希選手

 

IA-2 クラス

全日本シリーズにフル参戦2年目となった横山 遥希選手が、今年から グリーンクラブ&パーク神戸RT へ移籍し開幕戦をパーフェクトウィンで飾り、今シーズンのタイトル獲得へ名乗りを上げ多くの注目を集めている。
若手選手たちが凌ぎを削るレースが見られ観客を沸かせるシーンも多いこのクラスに、一度は引退を表明した平田 優選手が復帰することとなり Team abe-G から参戦し、勢いのある若手選手たちの中で、ベテラン選手の戦いがシリーズをどう動かすか話題となっている。

土曜日の予選A組でトップとなった横山選手、そしてB組でトップとなった平田選手、決勝はこの2人の駆け引きに注目が集まる中、ヒート1はスタートで出遅れた横山選手に対し、落ち着いた走りを見せ確実に順位を上げていった平田選手がトップでチェッカーを受けた。

 

平田 優選手

ヒート2では、スタートはわずかに出遅れたものの、少しずつ順位を上げていった横山選手が、レース中盤にはトップに立ちそのままチェッカーを受け3勝目をマークした。
シリーズポイント上では横山選手や平田選手の後に続く形となっている YAMALUBE RACING TEAM with TEAM KOH-Z #36 大倉 由揮選手だが、予選でのベストタイムは横山選手との差もわずかで、まだまだ残されたレースに期待され今後の展開に注目して行きたい。

 

レースの詳細は MFJ ONLINE でご確認ください!!

 

 

 

大倉 由揮選手

 

 

 


bLU cRU レーシングチーム鷹 #215 中島 漱也選手がパーフェクトウィン

中島 漱也選手

 

 

11日(土)の最終レースにヒート1を行ったこのクラス、第1戦で惜しくも2位となった bLU cRU レーシングチーム鷹 #215 中島 漱也選手 が、好スタートをみせトップに躍り出ると激しいトップ争いを見せた。一時は2番手となるも、再びトップを奪い返しそのままチェッカーを受けシーズン1勝目を挙げた。
中島選手は、2018 FIM WORLD JUNIOR MX CHAMPIONSHIP への出場をはじめ海外でのレース経験も持つ期待される若手の1人でもある。


開幕戦では惜しくも優勝を挙げられなかった中島選手だったが、今大会ではヒート1から表彰台の最上段に上がって見せ、その存在感を放って見せた。

 

佐野 雄太選手

翌日行われたヒート2でも激しいレース展開が見られ、前日のヒート1で優勝を挙げ調子が上がってきた中島選手がうまく抜け出し優勝を挙げ、パーフェクトウィンを飾って見せた。
総合2位には、ヒート1で3位、ヒート2で2位だった グリーンクラブ331Racing Team #4 佐野 雄太選手が入り、総合3位には ジュニア ライダース #12 村野 晟弥選手が入った。


若手ライダー中心でエントリーも多く、予選もA,B,Cの3組で行われ、激しいシーズンとなるこのクラスでは、シーズンを通して優勝者の数も多く見所の多いクラスである。

 

レースの詳細は MFJ ONLINE でご確認ください!!

村野 晟弥選手選手

 

 

 

 

 


SeezooMICHELIN elf #5 久保 まな選手がHusqvarnaを全日本初優勝へ!!

畑尾 樹璃選手

 

 

Ladys クラス

今シーズンからマシンを Husqvarna に代えチームも SeezooMICHELIN elf へと移した #5 久保 まな選手。その2戦目にして早くも Husqvarna のマシンを全日本レディースクラスでの初優勝へと導いた。
2017年の開幕戦以来の優勝となり、苦しいシーズンを送った昨年から、ここで一気に久保選手らしい走りが見られ、表彰台では笑顔もこぼれていた。
開幕戦で優勝を挙げた TEAM KOH-Z #6 本田 七海選手は惜しくも2位となり、連勝を飾れなかった悔しさと、次戦への意気込みを見せ、そこに3位となり徐々に調子が戻りつつある TEAM HAMMER ホンダ学園 #4 竹内 優菜選手に本来の走りが戻ってくれば、レディースクラスもさらに激戦となることが予測される。

 

本田 七海選手

今大会は日曜日の最終レースに行われたレディースクラス。ここまでにいくつものレースが行われたこともあってコースにはすでに深い轍が刻まれ、ラインが限られ難しいレースだったようにも思える。


1レース毎にコースコンディションが変化していくモトクロスレースでは、この見極めとかけ引きも重要な要素となり、全てがうまく噛み合ってくれれば良い結果となるだけに、今大会の優勝は久保選手にとっても今後のレースに追い風となることが期待される。

 

レースの詳細は MFJ ONLINE でご確認ください!!

久保 まな選手

 

 

 



 

 

 

 

Kazu Racing Project Web Magazine

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